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面取りのダイヤモンド

じゃがいも

2019

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いらっしゃいませ。今回は「じゃがいも」のアイデアと、着想のきっかけとなった食材の記憶をご紹介いたします。

動作の記憶

みなさんじゃがいもを調理したことはありますか。お料理をされる方の中には、じゃがいもの煮崩れを防ぐ目的で面取りをする方も多いと思います。また面取りの方法にもいくつか種類があり、じゃがいもの場合、シチューやお肉料理の付け合わせとしてラグビーボールのようにカットするシャトー切りという面取り方法もよく行われるそうですね。今回は、そんなじゃがいもの「動作の記憶=面取り」に注目しました。

訳あり食材

世の中には、味は同じなのに、傷がついていたり、形が悪かったり、サイズが大きすぎたり、小さすぎたりして、市場で値段がつかず廃棄される食材が多くあります。実にもったいないことです。そこで私は、より多くの人がそれらの「訳あり食材」を買いたくなるようなアイデアを考えました。

ダイヤモンドの原石

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みなさんはダイヤモンドの原石を見たことがあるでしょうか。ダイヤモンドの原石は、濁った色のゴツゴツした石ですが、人の手で削られ磨かれてダイヤモンドになると、市場価値が大幅に上がります。そこで、ここにあるたくさんの訳ありじゃがいもも、ダイヤモンドになれば、市場価値が上がるかもしれません。というわけで、じゃがいもだけに、面取りをすることでダイヤモンドにしてみましょう。

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まず訳ありじゃがいもを準備します。表面に傷がついており、スーパーに並べるのは難しそうです。

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それでは、訳ありじゃがいもの傷部分を大胆にカットしていきましょう。この時にダイヤモンドを意識しながらカットするのがポイントです。

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仕上げに面取りをしたら、ダイヤモンドの出来上がりです。訳ありで価値が低かったじゃがいもから、ダイヤモンドを取り出すことに成功しました。

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様々な理由によって訳ありになってしまったじゃがいもを面取りすることで...

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たくさんのダイヤモンドを取り出すことができました。また面取りしたことにより、煮崩れしにくいじゃがいもにもなりました。

訳ありじゃがいもの大逆転

このアイデアは、ただ傷部分を取り除くだけではなく、ダイヤモンドのように面取りすることで、普通のじゃがいもの価値さえも超えていこうとする試みです。まさに訳ありじゃがいもの大逆転です。

おわりに

今回はじゃがいもの動作の記憶を生かして、食材廃棄を少しでも減らすためのアイデアでした。訳あり野菜を見つけたら、ぜひ面取りのダイヤモンドにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

それでは、引き続き当店の食材アイデアをごゆっくりお楽しみくださいませ。